宜野湾市議会 > 2002-03-27 >
03月27日-14号

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  1. 宜野湾市議会 2002-03-27
    03月27日-14号


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    平成14年  3月 定例会(第288回)     平成14年第288回宜野湾市議会定例会会議録(第14日目)                           午後2時00分(開議時刻)                平成14年3月27日(水)                           午後5時41分(散会時刻)1.出席議員(29名)    議席番号  氏名      議席番号  氏名      1  桃原 功       2  新垣清涼      3  我如古盛英      4  伊波一男      5  名城 宏       6  佐喜眞 淳      7  屋比久八重子    10  伊佐光雄     11  屋良朝秀      12  宇江城昌健     13  知名定光      14  大城政利     15  恩河徹夫      16  呉屋 勉     17  伊佐敏男      18  仲村春松     19  澤岻安政      20  玉那覇 繁     21  上江洲安儀     22  伊波廣助     23  伊佐雅仁      24  知念吉男     25  知念忠二      26  上地安之     27  前川朝平      28  伊波善雄     29  又吉清義      30  平安座唯雄     31  天久嘉栄2.欠席議員(2名)    議席番号  氏名      議席番号  氏名      8  島袋亀次       9  呉屋 宏3.欠員(なし)4.説明のために出席した者      職名     氏名        職名     氏名    市長      比嘉盛光     収入役     當山盛保    教育長     宮城義昇     水道事業管理者 米須清信    総務部長    喜瀬昭夫     企画部長    多和田真光    基地政策部長  比嘉忠信     福祉部長    外間伸儀    市民経済部長  石川幸栄     都市開発部長  仲村春英    土木建築部長  我如古善一    教育部長    島袋正則    指導部長    普天間朝光    消防長     上江洲 勇5.議会事務局出席者      職名     氏名        職名     氏名    事務局長    大城清政     次長      長嶺 健    庶務課長    松川正則     議事係長    新城康子    主任主事    瀬名波 稔    主任主事    石川 保6.会議に付した事件は議事日程第14号のとおりである。               議事日程第14号          平成14年3月27日(水)午後2時開議 日程第1 一般質問    (1) 玉那覇 繁      (2) 宇江城昌健    (3) 仲村春松 ○議長(天久嘉栄君) ただいまから第288回宜野湾市議会定例会第14日目の会議を開きます。(開議時刻 午後2時00分) 本日の日程は、お手元に配付してあります議事日程表第14号のとおり進めてまいります。 日程第1.一般質問を行います。20番 玉那覇繁君の1から3までの質問を許します。玉那覇繁君。 ◆20番(玉那覇繁君) 皆さん、こんにちは。本日の一般質問、午後からですけれども、1番となっています。通告してありました一般質問1から3まで、ただいま議長よりお許しを得ましたので一般質問を進めていきたいと思います。 1番目に、基地問題について、(1)で市道宜野湾11号の進ちょく状況ということで聞いていきたいと思います。この11号に関しては、私が議員になってから平成3年度に、まず1番目に最初にやりました。あれから今日までもう12年になろうとしています。回数にして、11号だけ取り上げてまいりましたので、今回で26回目になっています。それがようやく平成12年度に実施設計、それから調査ということで12年度に予算を組んでいただいて、実施設計も終わっています。その後の進ちょく状況ですけれども、2月に入って22日でしたか、宜野湾区公民館において地権者にその11号線についての説明会も終わっております。そして、3月に入って中原区終わっておりますけれども、その説明会を終えて地権者の反応といいますか、そういう考え方も見えてきたと思います。その状況をまず御説明いただいてから、あとは自席から質問していきたいと思います。当局の誠意ある御答弁をいただいて、早目に終わらせたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(天久嘉栄君) 土木建築部長。 ◎土木建築部長我如古善一君) こんにちは。玉那覇議員に御答弁申し上げたいと思います。御指摘のように該宜野湾11号につきましては、平成2年に事業中断以降大分経過しておりますけれども、昨年実施設計を終え、地元説明会も入ってまいりましたけれども、当該の事業を概略申し上げますと総延長で3,539メーターでございます。うち整備済みが1,372メーター、残ります2,167メーターにつきましてはいわゆる大半が軍用地に入るということで、この返還方法、あるいは事業手法のあり方について、長いこと防衛施設局と協議を重ねてまいりました。私ども平成15年の事業立ち上げに向けて御質問のあります地元説明会を持ちました。2月22日とそれから3月2日、宜野湾区と中原区公民館を利用させていただきました。説明会の状況でございますけれども、地権者の皆さんにとりましては長い懸案事項でありましたこの11号について、大変御協力をお受けしていただいているというふうに理解しております。また、現在関係地主の全面的な合意形成を図るため、戸別訪問をさせていただいております。ちなみに、返還予定面積が4万4,670平方メートルございます。うち11号線の用地取得予定が2万5,908平米です。現在この4万4,670平米の地権者全員の102名の方々に、返還に対する同意書の取りつけを今やっております。職員も土日を挟んで精力的に頑張っておりますので、予定どおりの地権者の合意形成を得られるものと確信をしております。ひとつ長いこと御心配をかけましたけれども、最善を尽くして立ち上げをしてまいりたいというふうに思っております。 ○議長(天久嘉栄君) 玉那覇繁君。 ◆20番(玉那覇繁君) この11号線も懸案事項で長い間かかりましたけれども、土建部、それから当局の努力によってようやく日の目を見ることができたかなということであります。その地権者に対しての説明会も終わっておりますけれども、では防衛庁に対しての返還手続もこれからだと思いますけれども、それが予定として日にちが設定されておった。日にちの予定は大体いつごろの見通しでできるかどうか。考え方として、当局の考え方をお聞かせいただきますようにお願いしたいと思います。 ○議長(天久嘉栄君) 土木建築部長。 ◎土木建築部長我如古善一君) お答え申し上げます。地権者の方々にも、返還同意を得るために返還日の設定をすることが大変重要な位置づけにありますということも御説明申し上げました。そういうことで、15年の概算要求が始まりますことし5月から6月にかけて手続をとります。その間には、返還の手続をいたします施設部との調整をしてまいりたいというふうに思っております。これは先方の予定もありますので、私ども希望としては平成15年の4月1日を返還日として要請をしてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(天久嘉栄君) 玉那覇繁君。 ◆20番(玉那覇繁君) 今部長の答弁で、平成15年に返還日を設定していきたいということであります。その間にはいろいろと文化財調査、それから物件補償等もありますけれども、それをしながら、その道路に関しては一括買い上げであるのか、それから工期を分けて、その工事の進みぐあいによって買い上げするのか。いずれに大体傾向しているのか、御答弁をお願いしたいと思うのです。 ○議長(天久嘉栄君) 土木建築部長。 ◎土木建築部長我如古善一君) お答え申し上げたいと思います。まず、事業の組み立てでございますけれども、先ほど申し上げましたように11号の事業をスタート切るには返還が絶対条件でありますので、まず地権者の同意を得て返還日の設定をしてまいります。それを受けて同じ15年から事業がスタートというわけでございますけれども、御承知のように防衛施設局の予算は単年度予算でございますので、地権者の御要望というのはやはり一括買い上げを前提とされております。その意味で、私どもも地元の方には原則として一括買い上げをいたしますと、これは私どもとしてはその一括買い上げの後、フェンスの移設、あるいは周辺のパトロールをするための道路建設、これらのものについては那覇防衛施設局が実施をいたしますので、それにあわせながら、さっき御指摘のあります埋蔵文化財の調査も並行して進めてまいりたいというふうに考えております。実質的には用地先行取得が2カ年程度必要ではないかな。期間的に2カ年程度必要ではないかなということで、いわゆるそれらの条件整理をすれば、随時工事も進めていくという手法をとってまいりたいというふうに思っております。 ○議長(天久嘉栄君) 玉那覇繁君。 ◆20番(玉那覇繁君) 手法としては一括買い上げでいきたいということでありますけれども、この11号に関しては、ただ昔の宜野湾街路という付け替えでありますけれども、本員が思っているのは今現在の330の交通量の緩和、それとその11号を通すことによって宜野湾市の経済の発展といいますか、活気が出てくるのだろうということで、平成3年からずっと12年間も続けてまいりました。今の部長の答弁でできるということでありますので、実際に着工するのは平成何年度ぐらいから着工できる予定なのか。御答弁いただきたいと思います。 ○議長(天久嘉栄君) 土木建築部長。 ◎土木建築部長我如古善一君) お答え申し上げます。事業の着手につきましては、先ほど申し上げましたように平成15年を目標にしております。用地取得が先行買収で大体2カ年ぐらいかかりますので、初年度の場合はいわゆる直売部分の対象の用地取得をいたしますけれども、それを受けながらいわゆる事業工事が着手できる時点から進めてまいりたいというふうに基本的に考えております。仮に15年着手いたしますと、実質的に工事が入れるのは1年、いわゆる15年、16年で一部の工事は可能だと思いますけれども、軍用地部分については先ほど申し上げました那覇防衛施設局の事業費がここに入ってまいりますので、それの進ちょく状況に応じて随時工事も進めてまいりたいというふうに思っております。 ○議長(天久嘉栄君) 玉那覇繁君。 ◆20番(玉那覇繁君) ただいま部長の答弁によって、はっきりしてきました。民間の所有地もありますので、その部分が16年からかなと私はとらえていますけれども、今はっきり部長の方から答弁がありましたので、15年から着手して始まって、16年からは事業の着手ができるという認識で私は受けとめておきます。その11号というのをいろいろ下水道関係もありまして、早目に11号が着工してできていけば、例えば中原あたり下水道工事、それから宜野湾中学校の運動場の整備、それからいこいのパークの出入り口は今330から予定されていますけれども、それを11号を利用していこいのパークも利用できるという思いであります。ですから、その計画ができるだけ早目にできるように当局も努力していただきたいなということでありますので、ぜひとも宜野湾市民のためにその11号を早目に完成させていただきますようにお願いしたいと思います。 そして、この事業を着手するときはどのほうからやっていくのか。今中原側からも宜野湾からもありますけれども、宜野湾のほうから進めていくのか。といいますのは、今両方からやっていくと、330の交通の解消にならないだろうということを私は思っております。宜野湾からやっていけば、その通り抜けも随分緩和されてくるのではないかなということでありますけれども、まずは計画としてどの側から今予定されているのか。御答弁願いたいと思います。 ○議長(天久嘉栄君) 土木建築部長
    土木建築部長我如古善一君) お答え申し上げます。先ほど御説明申し上げましたように返還、あるいは用地買収進ちょく状況によって、いわゆる北側、中原側から、あるいは宜野湾側という形で工事の決定をされると思いますけれども、説明会を通して地権者の皆さんも大変議員が言われたように330の交通渋滞に対する緩和策であり、なおかつ地域の皆さんがいわゆる地域活性化に大きく貢献するということも説明会の中で御意見もありました。私どもとしても、この路線は御指摘のように整備することによっていわゆる地域活性化、あるいは330の渋滞解消に大きく貢献するものと思っております。そういうことで、地権者の皆さんにも返還して11号を整備してよかったなという道路整備も私もかけたいということも申し上げました。そういうことで各議員の御協力もまた仰ぎたいというふうに思っております。よろしくお願い申し上げます。 ○議長(天久嘉栄君) 玉那覇繁君。 ◆20番(玉那覇繁君) 11号については、今部長にしっかりと答弁いただきました。これで地権者も気持ちよく協力するということでありますので、ぜひとも早めに地権者の承諾書をとっていただいて、防衛庁にも早めにその旨を協議していただいて、11号が早いうちに完成するようにお願い申し上げまして、次に進みたいと思います。 次は、(2)の住宅防音工事指定区域の拡大についてということでお尋ねしたいと思います。この住宅防音工事についても、11号同様に平成3年度からずっとやってまいりました。それについても今回で16回目ですか。いつも一般質問で当局に聞いてまいりましたけれども、普天間飛行場が返還されるということで、ちょっと中だるみしたかなということで思いますけれども、しかし普天間飛行場の返還が10年、20年先になるという話も聞いております。そうしますと、その間我々特に宜野湾地域、330から下の方です。今ずっと爆音の被害を受けてきております。当局としては、その防音工事地域拡大についてどういうふうな考えでいるのか、その点からまずお尋ねしたいと思います。 ○議長(天久嘉栄君) 基地政策部長。 ◎基地政策部長比嘉忠信君) お答え申し上げます。普天間飛行場周辺航空機騒音に対しましては、環境基準値を超える地域について住宅防音工事区域指定が現在なされておることは御案内のとおりでございまして、第1種区域というのが、これが昭和56年7月18日の告示でございます。第2種区域が昭和58年9月10日告示、それで告示の際、当該区域内にありました住宅に対しまして防音工事のための国が助成を行うというふうな趣旨でございますが、これまでこの防音工事、いろいろ実施されてきているわけでございますけれども、県や市が普天間飛行場の周辺で自動騒音測定器を市内で8器現在設置しておりまして、常時その測定をやっておりますけれども、その結果から見ますと、騒音の状況が大幅に改善されているとは残念ながら言えない状況にあるのは議員御存じのとおりだと思います。従いまして、市といたしましても議員から御指摘ございましたような住宅防音区域区域指定の拡大につきましては市独自でも国の関係機関に要請いたしながら、また県内の米軍基地を抱える軍転協といたしましても、防音工事指定区域の拡大についてはこれまでたびたび要請をしているところでございます。御提案のことにつきましては、これからも引き続き関係団体、県などとも連携をとりながら引き続き国に対して強く要請してまいりたい。このように考えております。 ○議長(天久嘉栄君) 玉那覇繁君。 ◆20番(玉那覇繁君) 引き続き要請していくということの答弁でありますけれども、特に宜野湾地域はその宜野湾の地域寄りエンジン調整が行われます。これはずっと現在までその近くでエンジン調整が行われて、夜中も目を覚ますということで、子供たちが、これはずっと前から話していたのですけれども、子供たちが夜中起きて、朝は起きれないというお母さんたちの苦情もあります。そういうことで、ただ爆音の測定だけではなくて、そのエンジン調整によって被害が起きているのだということも国に対して強く要望する必要があるのではないかなということを思います。といいますのは、そのデータだけで示して地域拡大ということだけでは、その実情がわからないので、その辺も含めて国に対しての要請もしていったらどうかなと思いますけれども、部長としてはその辺の状況まで踏まえて要請していく気持ちがあるのかどうか。まず、お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(天久嘉栄君) 基地政策部長。 ◎基地政策部長比嘉忠信君) お答えいたします。先ほどお答え申し上げましたように、自動測定器による調査を常時計測しているわけでございますが、これは基本的に航空機が離発着するたびに、ある一定以上の大きな音が特に出てくる場合の状況を把握するものでございまして、御指摘のようなエンジン調整音というのは残念ながらこれでは把握されてないように思います。従いまして、今議員から御指摘がございましたので、私どもといたしましても市の関係課と連携をとりまして、このエンジン調整のいわゆる音量でありますとか、あと回数頻度でありますとか、この辺の実際のデータといいますか、これを収集、この状況を把握した上で防衛施設局に対しては防音対策の拡大充実を求めていきたい。実態を。これは具体的にその都度あったときにまた職員を昼夜問わずといいますか、基本的にはそういう考えで対応していきたいと思っています。 ○議長(天久嘉栄君) 玉那覇繁君。 ◆20番(玉那覇繁君) それも含めて国に対しての要望もやっていきたいことでありますので、ぜひともその地域が防音工事指定区域に入れるように、といいますのは宜野湾の場合は沖国大のところまでは入っているわけです。そして、どういう国の考え方かわかりませんけれども、道を隔ててできないところとできるところがあるわけです。ですから、被害は同じように受けていると思いますけれども、ただ学校があるからそれの地域に入っているのかなという個人的な思いもするのですが、国はいつも基地問題になると安保条約の関係でぜひとも必要だということでこのように言うけれども、では安保のために宜野湾市民にそれだけ苦痛な思いをさせているわけです。その責任を市民にやって、国はそれだけ考えてくれないかなという感もするわけですから、その辺も踏まえてぜひとも要請して、その地域拡大ができるように要請していただきたいと思いますけれども、その辺まで踏み込んで要請できるかどうか、答弁願いたいと思うのです。 ○議長(天久嘉栄君) 休憩いたします。(休憩時刻 午後2時27分) ○議長(天久嘉栄君) 再開いたします。(再開時刻 午後2時27分) 基地政策部長。 ◎基地政策部長比嘉忠信君) お答えいたします。いずれにいたしましても、先ほど申し上げましたとおりまず実態の掌握でございます。従いまして、計器測定の上ではこの区域につきましてはいわゆる環境基準をもうちょっと足りないところに来ているという意味で、制度的には対象にならないというふうな数値上は出ております。従いまして、ただエンジン調整音につきましては計器の測定では必ずしも十分把握されてない部分があると思いますので、これにつきまして十分に実情を把握した上で、そういう理論構築といいますか、これをした上で粘り強くその辺は国に対して求めていきたいというぐあいに考えます。 ○議長(天久嘉栄君) 玉那覇繁君。 ◆20番(玉那覇繁君) ぜひとも実情を踏まえての理論を出して、国に対して要請していただきたいなとこう思いますので、できるだけ防音工事指定区域が拡大できるように要望しておきます。その件については終わりたいと思いますけれども、次に進みます。 次に、同じ基地問題で、瑞慶覧基地返還跡地利用についてということで質問していきたいと思います。先日も瑞慶覧基地に対しては出ていましたけれども、瑞慶覧基地55ヘクタールの返還地域については傾斜地がその面積の47%もあるということで、なかなか地権者が利用できないというものであります。我々も何年前ですか、4年ぐらい前にその中に入って現場を見てきましたけれども、これでは地権者が使えないという状況を感じております。そこで、その傾斜地の利用の仕方、行政としての計画、思いはあるかどうか、御答弁願いたいと思います。 ○議長(天久嘉栄君) 基地政策部長。 ◎基地政策部長比嘉忠信君) お答えいたします。先ほど議員御質問の中で御指摘ございましたとおり、全体の返還予定跡地の中の約47%、約2分の1がいわゆる急傾斜面の緑地帯でございますので、瑞慶覧跡地を全体の跡利用をどうするかという場合に、一番大きな課題になるのがこれでございます。したがいまして、この緑地部分の開発の可能性といいますか方向性、これをどのように見出すかということが一番の課題でございまして、これをしなくて全体の絵を描くのはある意味で絵にかいたもちみたいになるわけで、これの方向性をまず見出す必要があるということでございまして、そういう意味で平成12年には開発の可能性調査を入れまして、また平成13年度、本年度これは国の内閣府の跡地利用に対する支援制度がございまして、地域開発の専門家を招へいしまして現地を見ていただいて、この開発の方向性といいますか、問題把握、それをどのように見出すか、これまでいろいろ御相談してまいりました。その結果が近々私どもに示されることになっておりますので、これなども、その結果なども検討いたしながら、国に防衛施設局に対して協議しながら、その開発の方向性を何らかの形で見出していきたい。従いまして、これがある程度開発の方向性が見えた、これ等を踏まえながら、全体の跡利用をどうするか。区画整理でいくのか、この辺というのを、大きな課題になっている斜面緑地部分の開発の問題、これと関連いたしますので、その辺を踏まえながら今検討しているところでございます。 ○議長(天久嘉栄君) 玉那覇繁君。 ◆20番(玉那覇繁君) その瑞慶覧ハウジングの跡利用についても、実は本員が平成6年の6月の定例議会でも一般質問をやりました。そのときの普天間飛行場も、恐らくSACO合意をされてなかったと思います。そして、そのときに瑞慶覧ハウジング普天間飛行場よりか早目に返還されますよということで、基本構想のことも聞いてまいりました。そのときにはまさか返還合意されると思ってませんので、そのときの市長が桃原市長だったですけれども、何を言っているかということで言い返されたのですけれども、今になって私は間違ってなかったということで思っております。そのときから瑞慶覧ハウジングについては緑地帯が多いものだから、その辺を早く計画しておかないと後で地権者に対しても困りますよということで質問してまいりました。そこで、ある程度の行政が計画をして構想を出していかないと、地権者に対しての説得力も出てこないではないかなということの思いでずっとやってまいりましたので、その辺は地権者の合意形成を早目に得られるように説得できるような、その材料もつくっていかなければいけないだろうということでありますけれども、いま一度当局の考え方を答弁いただきたいと思います。 ○議長(天久嘉栄君) 基地政策部長。 ◎基地政策部長比嘉忠信君) お答え申し上げます。先ほどお答え申し上げましたとおり、この最大の懸案になっている部分をどうするかということを中心に、私ども関連して、これまで実施した調査結果なども一応参考にしながら地主会ともいろいろ研究といいますか、御相談しているところでございまして、また地主会の中でもキャンプ瑞慶覧の跡利用問題についての研究会があるというふうに伺っております。こういうことを一応やりながら、また各専門家の御意見もいただきながら、その跡利用の方向性を防衛施設局ともまた御相談しながら見出していく。これが当面の目標であろうかと思います。従いまして、これが見えた段階といいますか、その方向に向けて地主会と常時協議を行いながら、合意形成に向けて取り組んでいきたいとこのように考えております。 ○議長(天久嘉栄君) 玉那覇繁君。 ◆20番(玉那覇繁君) わかりました。緑地帯その部分については、どうしても使えないものですから、今まで50年間使用してきた国が責任を持って私はやるべきだと思います。そこで、ぜひとも国に要請していって公園化をしていただきたいな。公園の部分。それとあわせて、今ちょっと私聞いた範囲内ですけれども、今防衛施設庁の方で、その周辺に個性ある街づくりということでできるというふうな話も聞いております。そこで、その特徴を生かしながら防衛施設庁の存在する地域、それの対策として周辺財産の有効利用等々も考えて、その街づくりをできるのではないかなということでありますけれども、それは周辺の自治体が策定する街づくりをぜひとも策定しなければできないというふうなニュアンスで話し合いを聞いておりますけれども、その辺のものはないでしょうか、部長。 ○議長(天久嘉栄君) 基地政策部長。 ◎基地政策部長比嘉忠信君) お答え申し上げます。基地の返還跡地の有効利用を含めまして、街づくりの主体は地域であり、地域住民でございますので、これに対して国に対してどういう形で支援を求めていくか。議員先ほどから御指摘ございましたように、過去五十数年基地を抱えてきたということ等も踏まえまして、どのような形で国に支援を求めていくかということであると思いますけれども、今の時点で聞き及んだところでは、防衛施設庁におきましても平成14年度から防衛施設を抱えている地域につきましては地域計画の街づくり計画の策定の段階から助成するというふうな制度を、国会でも新年度予算は審議中でございますけれども、そういうのを考えているということでございますので、その辺の予算が成立した段階で、先ほど申し上げましたような斜面緑地部分の開発の方向性等についても一応施設局の方と御相談いたしながら、この制度を使いまして、まずは地域の跡利用計画、これをまず策定してもらいたい。その上で跡利用計画の中でいろんな事業が出てまいりますので、あとそれぞれの個別の事業につきましては、いわゆる防衛施設庁関連のものの対象になるものもございましょうし、またそれ以外の制度の対象として国の補助を受けるものもあると思いますので、その辺はまず絵を描くのに対して国に支援を求めていきたいと考えております。 ○議長(天久嘉栄君) 玉那覇繁君。 ◆20番(玉那覇繁君) 今部長が答弁していたように、恐らく防衛施設庁もそういう考えがあるかと思います。そして、その補助率もはっきりわからないのですけれども、今までの補助率と同じように10分の9、策定については10分の9ぐらいの補助金があると思いますけれども、その辺のものの補助率に対しては聞いたことはないでしょうか。 ○議長(天久嘉栄君) 基地政策部長。 ◎基地政策部長比嘉忠信君) お答えいたします。国会での審議途中、まだ国会で新年度予算が議決されてないということを一応前提にいたしまして御質問にお答え申し上げたいのですが、計画策定について10分の9の補助で、その地域づくりに対する計画の策定の段階から支援するというふうなことを資料としてはお伺いしております。 ○議長(天久嘉栄君) 玉那覇繁君。 ◆20番(玉那覇繁君) まだ国会ではっきり決まってないのでということでありますけれども、そういう補助率があれば、ぜひ策定のときから補助も利用して、その事業を進めていただきたいなということであります。 そこで傾斜地以外の部分についてですけれども、今宜野湾市では医療費が、後で関連させますけれども、今医療費が国保の部分で平成12年度ですけれども、43億円も医療費に使っている。そして老人部分で40億円、合わせて83億円、84億円ぐらい医療費で今使っています。といいますのは、なぜ聞くかと申しますのは、まずその医療費を考えていきますと、病気にかかる前の健康管理といいますか、そういう関係で今聞いておりますけれども、そこで緑地帯以外の部分に、前にも私一般質問で言いましたけれども、そこでその施設をつくれないかなと。といいますのは、例えば健康ランド、そこで病気にかかる前の予防としての策を考えていったらどうかなと思いますけれども、その辺に緑地帯以外の使える部分に健康ランドみたいなものをつくれば、医療費抑制にもなるのではないかなと思いますけれども、俗に言うヘルシーランド、健康ランドと思いますけれども、今の補助の防衛庁の考え方もあわせて、それらの補助である程度できるのではないかと思いますけれども、その辺の考え方はないかどうか。まず、部長が答弁するか。これは市長に聞いた方がいいのではないかなと思いますのは、そういう医療費がかかり過ぎて、それを抑制するためにぜひ必要である施設だと思いますけれども、どうですか、市長。 ○議長(天久嘉栄君) 休憩いたします。(休憩時刻 午後2時44分) ○議長(天久嘉栄君) 再開いたします。(再開時刻 午後2時44分) 企画部長。 ◎企画部長多和田真光君) お答えいたします。御質問のように私ども国保特会でも医療費ないしは介護保険あたりでもこの辺の寝たきりになっていって、介護保険事業でも多額の経費が必要になってくるということで、これまで特に健康保険につきましては収納率向上対策、それから医療費適正化事業と2本柱でいろいろと研究もしてきたのですが、いろいろと限界のこともございまして、今保健事業もいろんな角度で推進をしているところでございます。そこで、この宜野湾市のおっしゃる健康日本21の宜野湾市版、沖縄版という観点からも、総合的にいわゆる保健予防という観点からそういう施設の必要性もこれまで議論もしてきておりますし、また市民のニーズもいろいろとございます。それで、12年度に私ども関係部署、先進地視察を入れまして今国民健康保険課、それから保健予防課、そして企画調整課、3課でいろいろと私どもの課題、それから施設のあり方等含めていろいろと勉強を重ねているところでございまして、それだけの施設になりますと非常に更地のところも必要でございますので、御質問の内容の趣旨も踏まえながら、私ども早目に整理をしまして、場所の問題も含めて仮に瑞慶覧跡地が適当であるというのであれば、また基地の跡地の総合跡利用の計画の中で組み込んでいろいろと議論もして、できるだけ早い時期にそういう市民の健康増進になるような施設のあり方も整理していきたいというふうに思っております。 ○議長(天久嘉栄君) 玉那覇繁君。 ◆20番(玉那覇繁君) 今協議して考えていくということでありますけれども、私が考えるには以前にも出ていました門前町構想もあるし、それと連動して施設をつくればいいのではないかな、大分効果があるのではないかなと思いますのは、まずその瑞慶覧ハウジングの返還部分は環境的にもよくて、そういう施設をつくっていくには最適ではないかなという感がして、今聞いております。そして、門前町構想と整合性のとれる施設であれば、例えば観光で他府県から来た方々も一日の疲れをそこでいやすとか、ちょっとだけ運動して疲れを取り戻すとかいうことでいいのではないかなという構想で、私は今質問しています。そこで、今部長からありましたけれども、市長の方はそういう考え方であるのかどうか。 ○議長(天久嘉栄君) 市長。 ◎市長(比嘉盛光君) お答え申し上げます。ただいま御質問に対しまして、企画部長から医療費等の問題で市民の健康保持等の問題で御答弁があって、その施設の必要性については十分理解いただいていると思います。あと、これを実現するためにどう事業化するかということでございますが、かなり大がかりな施設になる可能性がございます。従いまして、10月に上京した際、それから12月に2回上京しました際、防衛施設庁まで参りまして、部長、そして長官もお会いしまして、このことをじかにSACO合意事案としての振興策として、高率補助ができないかどうかを要請しているところでございます。これにつきましてはノーという返事がございませんで、やはり瑞慶覧基地の返還と見合う形の計画の中で今後詰めていきますので、よろしくと申し上げてあるわけでございますが、ただいま瑞慶覧基地につきましては再三御質問がありますとおり平成19年に返るということはSACOの合意事案でございますが、どうしてもその前に我々としては具体的な基本計画、基本構想を持つべきということと、今言う施設の問題等も含めて検討せざるを得ない状況から、返還までの具体的手順を示してほしいということを防衛施設庁にお願いしているわけでございますが、今のところはまだ具体的なスケジュール、日程表等が検討されてないということでございます。 しかし、これは大変市にとっては重要なことなのだと申し上げますのは、該地域は文化財もございます。傾斜地ということもございますし、さらにまた地形も悪い状況でございます。従いまして、今回返還される部分には平家の米軍住宅がございます等々の集約をする取り壊しの作業等もありますので、それも含めてきちっと具体的な返還までの手順と、いつごろまでには返還されるということを示していただかぬことには、市の計画を進める上でも施設計画する上でもかなりその辺について策定段階で問題がありますので、早期にスケジュール表をつくっていただいて、お示し願いたいということを申し上げております。あわせて今御提言のある内容も含めて、同時に要請は今後も引き続き要請しまして、実現の方向で高率補助による事業化ができないものかということは積極的に取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(天久嘉栄君) 玉那覇繁君。 ◆20番(玉那覇繁君) 今市長からの答弁の中でもありましたけれども、早目に策定して計画して国に示してほしいということでありますけれども、実は我々民生クラブがこの勉強をしに行ったときも、内閣府それから防衛庁も、宜野湾市が計画を立てて持ってくれば、その協議もできると思うというふうな返事でありました。そこで早目に、19年というとあと5年しかないわけです。その5年を待たないで早目にこの計画を立て、そして国にも要請して、それが実現できるように、ひとつ国にも要請していただきたいということで、この質問は終わりたいと思います。 次にいきます。2番目の嘉数高台公園の管理のあり方についてですけれども、実はこの公園は今宜野湾市唯一の観光客が来る場所だと私は思っております。そこで下の方は広場のところはちゃんと管理もされていますけれども、少し行くと山手のほう、そこがどうもススキがいっぱいで公園の感じがしないなという感じがしております。そして、2月ごろでしたか、子供たちがそこで花火で遊んで、ちょっとしたぼやがあったと私地域からも聞いております。そういうことで、そこのもっと管理面できちっと清掃ができないかどうか。そして、また防犯面からも我々は毎月土曜日に夜間補導という名目でずっと公園も回っていますけれども、子供たちのたむろする場所にもなっております。そういう関係から、その環境をもっともっとよりよくして、観光客が気持ちよくその場所に来れるようにという思いでありますけれども、当局としてはその管理状況、それから今後そこをもっと整備していけるかどうか、御答弁願いたいと思うのです。 ○議長(天久嘉栄君) 都市開発部長。 ◎都市開発部長(仲村春英君) お答えいたします。公園の管理につきましては公共施設管理公社のほうに委託しておりまして、公園利用者に支障がないような方法で管理を行っております。 それから、先ほどの御質問の中で、ぼやがあったということですが、これは消防本部の方から情報として2月ではなくて12月29日土曜日ですが、12時20分ごろ同公園の北側で約1平米のススキが燃えた跡があり、消防車が到着したときには火は消してあったということでございます。原因は子供たちの花火が原因であったということでありますが、今後公園を利用する方々にも火の取り扱いについては十分注意するように、注意というのですかそういうこともしながら、また公園の御指摘のあります公園につきましては下草の除草とか、その辺の枯れ草等の除去については今後十分やっていきたいというふうに考えております。 ○議長(天久嘉栄君) 玉那覇繁君。 ◆20番(玉那覇繁君) 宜野湾市にとっては唯一の観光場所だと、私は名勝だと思っております。といいますのは、他府県から来てそこで写真を撮らないと沖縄に行ったという話はできないという地域でもあるようですので、ぜひとも早いうちに清掃して、見晴らしのいい見通しのいい場所にしていただきたいと思います。よろしくお願いします。 次に進みます。3番目の婦人会館建設及び婦人会の活性化についてということで、実はこの質問も平成5年からずっとやってきております。それが平成5年、6年ごろ、はごろも少年センターですか、その場所につくるのだという計画もありましたけれども、いろいろ二転三転して、次は今のサンフティーマの場所につくって、ぜひともそのサンフティーマの誘客に婦人会も協力させていくというふうな答弁でありました。それが二転三転して、今はどこへ行ったかわからないですが、実はその前も先日もあったのですが、その婦人会に対して皆さんの受け取り方をどう思っているのか。重要であるのかどうか。その辺の考え方を御答弁いただきたいと思うのです。 ○議長(天久嘉栄君) 休憩いたします。(休憩時刻 午後2時57分) ○議長(天久嘉栄君) 再開いたします。(再開時刻 午後2時57分) 教育部長。 ◎教育部長(島袋正則君) お答えいたします。先日も屋比久八重子議員にも御答弁申し上げましたけれども、御案内のように宜野湾市の婦人連合会については、会則にもあるとおりその目標に向かってかなり活発な活動もされております。あわせて各自治会、あるいは私どもの行政の中でも、すべての事業にかかわっているということでもございます。そういうことではかなり私にとっても大事な組織でありますし、またその活動の拠点、今御質問の活動の拠点も含めて、私どもとしては十分支援をしていく立場にあるということの認識をしております。 ○議長(天久嘉栄君) 玉那覇繁君。 ◆20番(玉那覇繁君) 重要な団体であるという、今部長の答弁の中に出ております。婦人会は今後とも行政が行う事業に対して大変重要だと思います。といいますのは、今福祉部が考えている、例えば食生活の問題改善、昔風の食生活を入れていきたいなとそういう事業、21世紀プランの中にもありますように、ぜひともこの協力団体がなければ、その事業は恐らくできないのではないかなと思いますけれども、その辺のかかわり方をまず福祉部長に聞きたいと思います。 ○議長(天久嘉栄君) 福祉部長。 ◎福祉部長(外間伸儀君) お答えいたします。地域婦人会、あるいは市婦人連合会と福祉行政とのかかわりのことかと思いますけれども、民生児童委員、あるいは母子保健推進員、あるいは更生保護婦人会、あるいは赤十字奉仕団、各種地域のボランティア団体、福祉の推進団体がございますけれども、これらの会員、委員の皆様方の状況を見ますと、かつて地域の婦人会の役員であるとか、あるいは市婦連の役員をなさった方々が大勢いらっしゃいます。この方々が地域の福祉行政に多大な貢献をしていただいておりまして、福祉部長としても大変感謝申し上げている次第でございます。さらに、ただいま各自治会において、「あしび村やーデイサービス事業」を実施しておりますけれども、そのボランティアの登録者が約740人前後いらっしゃいます。この方々は民生児童委員の委員であるとか母子保健推進員であるとか、あるいは更生保護婦人会の会員であるとか、そして地域の婦人会の方々の積極的な御協力をいただいておりまして、我々市民の福祉、あるいは保健事業の推進向上充実のためには、地域の婦人会の果たす役割は非常に大きなものがあるというふうに考えておりますし、ただいま御指摘の食生活改善推進員の養成講座の募集につきましても、そこら辺地域の希望する方々はもとより地域の婦人会の方々の御協力を仰ぎながら、食生活改善推進員の要請をしてまいりたいというふうに考えております。今後とも地域の婦人会の皆さん方も、御協力をお願いしたいというふうに考えております。 ○議長(天久嘉栄君) 玉那覇繁君。 ◆20番(玉那覇繁君) 今福祉部長から、いろいろと婦人会にかかわる事業がたくさんあります。それ以外にも子育て支援、これも業者に委託してもできるかなと思いますけれども、根本的から言うと、その地域の婦人会を協力させなければ、子育て支援もできないではないかなということであります。それから学校側の週5日制に関係しても、地域においては婦人会、老人クラブを活用していきたいという考えはあるわけです。教育委員会としても。そういう重要な団体でありながら、今まで二転三転としてやってきました。そして、この前屋比久議員に対しての答弁も、女団協の中の一部だということで私は聞いているような気がするのですが、実際そういう考え方でいいのかどうか。女団協というのは後からその団体協議会ができたと思います。女団協というのはあらゆる団体が連絡するためにやっているのですけれども、何かしら主体は女団協だというふうな感がしてなりません。そして、人材育成センターにも女団協が入るのだとか、国際交流のところが入るだとか、後からできた団体がその辺に事務所を構えるというのも、どうも私はふに落ちないところであります。ですから、この前ありましたように事務所ということでありますけれども、私はあくまでも幅広く活動ができる建物が欲しいなといいますのは、それだけ重要な団体でありますので質問しておりますけれども、まずは担当部の答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(天久嘉栄君) 教育部長。 ◎教育部長(島袋正則君) お答えいたします。ただいまの女団協についての御質問もございましたが、私どもの認識では、市婦連については社会教育団体として私どもの指導の組織としてあるという認識でございます。先ほどの女性団体連絡協議会は加盟団体の一つとしてあるということの認識をしておりますので、そのように御理解をいただきたいと思います。 実は今の御質問にもあるわけでございますが、この市婦連の事務所、あるいは婦人会館の問題でございますが、私のほうも先日婦人会の三役とお会いをいたしました。その中で、現執行部がどのような形で今の問題を考えておられるのかということで、情報交換をしてまいりました。その中で、私どもの現段階の要望は、将来は別として、まず事務所の機能としてどうしても事務所、今役員会程度が開ける程度の事務所のスペースの確保をお願いしたいということと、それから先ほどから御質問の中であるとおり宜野湾市の各事業についてのかかわりをかなり持っておられますので、何とか宜野湾市の敷地内に事務所を確保できないかということの役員の皆さん方の要望がございます。それを受けまして、ただいま私どもとしてはそういう要望に沿った形でその事務所の確保ができるかどうか、今内部で検討しながら、あるいは婦人会の役員とも調整をしながら進めている段階でございます。それを受けまして、今後ただいま御質問のように将来的には婦人会館、活動の拠点としてあらゆる施設、活動ができる場を備えた婦人会館等については今後婦人会の役員の皆さん方と十分話し合う中で、また改めて私どもとしても企画部門とも調整を入れてみたいと、かように考えます。 ○議長(天久嘉栄君) 玉那覇繁君。 ◆20番(玉那覇繁君) ぜひとも婦人会の活性化を図るために、ただ事務所だけでなくて、本当に活動ができるような場所にしていただきたいなということであります。この前婦人会の役員に聞きましたら、どのぐらいの部屋の希望であるか聞いたら、30坪ぐらい欲しいなということであります。そのぐらいあれば、何とか活動できるのではないかなという要望もありますので、ぜひともそれに沿って事務所をつくっていただきたいということであります。これは要望で終わりたいと思います。 終わりますけれども、最後に3部長、仲村部長、それから我如古部長、石川部長、御三名とも大変御苦労さんでございました。一般質問のたびに集中攻撃を受けたような感もしますけれども、それも頼りにして一般質問してまいりました。今後は市民として御協力をお願いしたいと思います。 以上で終わります。 ○議長(天久嘉栄君) 以上で20番 玉那覇繁君の質問を終わります。 暫時休憩いたします。(休憩時刻 午後3時07分) ○議長(天久嘉栄君) 再開いたします。(再開時刻 午後3時32分) 休憩前に引き続き一般質問を行います。12番 宇江城昌健君の1から8までの質問を許します。宇江城昌健君。 ◆12番(宇江城昌健君) 皆さんこんにちは。一般質問を午後の2番目としてやりたいと思います。議長のお許しを得ましたので、1から8までの一般質問を進めてまいりたいと思います。 まず、第1点目にポイ捨て禁止条例の制定についてお伺いしたいと思います。ポイ捨て禁止条例の制定についてと、本会議で取り上げた回数は今議会を含めて7回あります。平成7年6月、平成9年6月、平成10年3月、平成11年3月、平成12年6月、平成13年3月に提起してまいりました。その後何の進展もない。既にポイ捨て禁止条例が制定されている市町村は、那覇市、読谷村、沖縄市、糸満市、具志川市、名護市、石垣市、南風原町、平良市、城辺町、下地町、上野村、伊良部町、多良間村など53市町村のうち14市町村がごみの散乱防止について真剣に取り組んでいるが、我が宜野湾健康都市にふさわしいポイ捨て禁止条例の制定が重要だと思うが、当局の御答弁をお願いいたします。あとは自席にて質問したいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(天久嘉栄君) 市民経済部長。 ◎市民経済部長(石川幸栄君) お答えを申し上げたいと思います。昨年の3月議会でポイ捨て条例についての考え方を若干述べました。私ども、県行政オンブズマンから県へ罰則の適用例がないことが条例自体を空文化させているのだということも含めて、県の指導的立場で県民に対する指針を示すべきだということがあって、県の条例案を受けて私どもも制定したいということで、御答弁申し上げてまいりました。 私ども現在ポイ捨て条例案作成に向けて進めているわけですけれども、今県議会、2月定例会の中で条例案、沖縄県のポイ捨て条例、すなわちちゅら島環境美化条例が現在審議をされているということがあるわけです。その中で、特に県の条例案の中で主なものを述べてみますと、単にごみの防止にとどまらず、環境美化の促進を通じ、環境の保全を図るものであることを目的に明記をされているということと、2点目に条例の適用範囲が沿岸域に及ぶとともに、条例の対象に特に観光客、米軍軍属までということで明記をされているというのが県の骨子があるわけです。さらには、条例の実効性を確保するために県道、または沿岸域を問わず、県全域を対象として投棄禁止に違反した者に対しては罰則を科すということで罰則、禁止の条例項目があるわけです。4点目に、県内全市町村に1カ所以上の環境美化促進モデル地区を指定してもらい、その区域において環境美化促進モデル事業を実施するということが、またうたわれているわけです。さらには、県、県民、あるいは事業者、そして土地の占有者などの責務も明らかにされてきたということで、私ども県の条例が県で可決されたのを受けて、私ども本市としても県の条例と整合性を図りながら、私ども条例案を9月議会に提案できるように最大限の努力を払っていきたいというふうに、今考えているところでございます。 ○議長(天久嘉栄君) 宇江城昌健君。 ◆12番(宇江城昌健君) 部長、ありがとうございます。県条例との整合性を図って、9月定例会に提起したいという答弁でございます。本当にありがとうございます。そこで市長、ポイ捨て禁止条例の制定によって市民がごみに対する意識改革と、モラルの高揚を図る意味からも大変意義深く、また宜野湾市にとってもよい印象を与えると思いますが、市長の御答弁をよろしくお願い申し上げます。 ○議長(天久嘉栄君) 市長。 ◎市長(比嘉盛光君) お答えいたします。よく見かける情景でございますが、車から火のついたままたばこを投げ捨てる。あるいはまた垣根に缶を投げ捨てる。あるいはまたそっと灰皿のごみを、一時停車しているときにそっと路面へ流す等々、見かけております。これはやはり観光立県として恥ずかしい話でございます。そういう意味合いから、ポイ捨て条例もある意味で啓蒙啓発の上で大きな役割を果たすと思います。さらに、ポイ捨て宣言ということも大きな意義があろうかと思います。従いまして、ただいま担当部長から条例制定ということでございますが、何もこれは市民を対象というより、むしろ県民ぐるみで道徳観というものを改めて意識させる上で、大変必要なことだと考えております。 ○議長(天久嘉栄君) 宇江城昌健君。 ◆12番(宇江城昌健君) 全く市長のおっしゃるとおりでございます。よく見かけます。車の中からポイと投げて、あるいは街路樹の中にというふうなことがよく見かけられます。本当にこの条例、ポイ捨て条例の提起について取り上げたのは平成7年からでございます。そして、今日まで約7カ年かかりまして、今さき玉那覇議員がミスター宜野湾11号という名ももらいましたけれども、12カ年かかって食いついて、ようやく平成15年のスタートを見るという部長の御答弁もありました。そのように、ただ取り上げてやるのではなくて、実際にこれが宜野湾市にとって有効である、そしてまた市民のモラルに対しても正していくのだということでございます。 そこで、去る10月29日から11月2日まで4泊5日で行政視察研修ということで、シンガポールやマレーシアのクアラルンプールなどを視察してまいりました。私は、特にシンガポールのごみ対策については大変関心がありました。清潔でごみ一つない国だという話はよく聞いておりましたが、この際実際に自分の目で確かめたいということで視察してまいりました。皆さんも御存じのとおり、シンガポールは超高層ビルが建ち並んで、また道路も整備され、街路樹も多く、とてもさわやかな印象を受けました。そこで、本当にごみが散乱していないか、たばこの吸い殻は落ちていないか。路面や街路樹の高木の下やビルの片隅とか、公園などくまなく捜しましたが、本当に1本も発見することができなかった。これはなぜだろうかという思いで捜したところ、設備が十分にされているのです。ここに写真がございますけれども、この1枚の写真の中に、3個のごみ箱が設置されているのです。というのは10メートル越しに歩道に設置されている。なるほどこういうふうに設備をしてやれば、ポイ捨てをしようにも捨てられない。ここでたばこを吸うと、10メーター先にちゃんと灰皿付のごみ箱が設置されているのです。吸うと、それでたばこを吸い終わった。捨てるためには、もうそのたび毎に前にあるのだから、捨てようにも捨てられないのが、このシンガポールの行政のやり方だと私は痛感しました。公園にも例えばあすなろ公園、役所の後ろにあるのですけれども、ああいう、広さの公園には4ないし5個のごみ箱が設置されている。入っていくと、すぐそこにある。また、出ていくと向こうにある。こういうふうにポイ捨てしようにもできない状態に置いてあるというふうな関係で、設備さえすればポイ捨てはなくなるのではないかなと思っているわけです。 そこで、シンガポールのようにすぐにしなさいとは言いません。本市には15カ年計画というのがございます。平成元年から15年で一応切れますけれども、さらに平成30年に向けて15カ年計画が実施されると思います。その中でごみ処理容器、コンポスター補助金が年間400万円計上されております。それと同等の予算をごみ箱購入資金として計上し、15カ年かけてごみ箱を設置する。例えばごみ箱が1個1万円とすると400万円では1カ年に400個のごみ箱が設置できるというふうに年次的に計画して、そこに本庁、あるいは観光地域であるコンベンションシティー、公共施設、そういうふうに設置していけば、ごみポイ捨てもなくなるのではないかなと思っております。そこで、部長どうでしょうか。ごみ箱購入資金として特別に計上できないか、御答弁願いたいと思います。 ○議長(天久嘉栄君) 市民経済部長。 ◎市民経済部長(石川幸栄君) お答えを申し上げたいと思います。提案は提案としてすばらしい提案だと思います。しかしながら、私どもごみというものを、ごみ箱を設置することによって、一般ごみというのが現在ごみ捨て場のほうに他市町村からも捨てられるということがあるわけです。本来なら県の指導的立場に立って、全市町村挙げてそういうのを設置するということであれば、確かに議員のおっしゃるようにすごい効果があるかと思います。現在私ども公園の中でも、ごみ箱というのは設置をしてございません。なぜかといいますと、公園のごみ箱に一般ごみを持ってきて捨てるということがあって、かえって衛生的にも悪いということがあるし、私どもの財源的な問題も出てくるということもあって、それについては私どもとしては提言は提言としてさせていただきたいと思いますけれども、やっぱり全市町村挙げてごみ箱設置に取り組まないと、一市町村でごみ箱設置をすることによって、他市町村からそのごみ箱に一般ごみが捨てられるということもありますので、その辺は私どもとしても勉強させていただきたいというふうに思っております。 ○議長(天久嘉栄君) 宇江城昌健君。 ◆12番(宇江城昌健君) 今の部長の御答弁、シンガポール政府に言わせると、消極的だと思います。前向きではないとこう答えるかもしれません。今までの一般質問の中で、各部長、市民経済部長が何人もかわりましたけれども、公園とかそういうふうにごみ箱設置してくださいと質問したら、ほかのごみが入るから、他市町村のごみが入るから、全く同じような答弁ですけれども、だからだめだということ自体が僕は絶対あれだと思うのです。というのは、どこにごみが出ようが、回収して処理するのが宜野湾市、行政側の責任だと思います。むこうから入ってきたから、これはだめだということ自体が本当にシンガポールのような立派なきれいな町にはならない。消極的答弁だと私は見ています。そこで、去る12月議会で上江洲安儀議員が信号機設置の件でシンガポールに市職員を派遣し、現地調査をしたらどうかという質問がございました。派遣ができなければ、資料収集をしたらどうかという御質問がありまして、当局の答弁の中で、派遣はできないけれども、資料収集につきましては最大限の努力をし取り寄せる方向で検討したいとのことでしたが、もしできましたら信号機設置の資料と同時にごみ問題に関する条例等の資料収集もお願いしたいと思いますけれども、どうでしょうか。御答弁願いたいと思います。 ○議長(天久嘉栄君) 市民経済部長。 ◎市民経済部長(石川幸栄君) お答えを申し上げたいと思います。13年12月議会だったと思いますけれども、上江洲議員から電柱式の信号機をつくることによって経費の節減ができるというお話があって、私どもとしても資料を取り寄せたいということで、あらゆる手を尽くしているわけですけれども、まだその資料等を取り寄せることができません。観光協会等も含めて、その辺はどういう形で取り寄せるかやっているわけです。今さきの御質問にありますように、信号機とともにごみ箱、あるいは条例等も含めて、今後取り寄せるように努力をしていきたいというふうに思っております。 ○議長(天久嘉栄君) 宇江城昌健君。 ◆12番(宇江城昌健君) ぜひ部長、大変時間はかかると思いますけれども、各市町村の条例等もございます。その各市町村の条例を取り寄せながら、またシンガポールのやり方がまた違うところもあると思います。それを参考にしながら、どういうふうにしたらごみがなくなるか。どういうふうにしたら、きれいな町になるか。そういうふうな条例等をかみ合わせながら、ひとつ取り寄せて、参考にしてもらいたいと思います。 平成13年3月議会の中で、部長の御答弁で基本的には市民一人一人のモラルの問題で、メンタルの部分まで条例で規制をして罰則等、あるいは啓蒙運動を展開するのが適当かどうかという御答弁がございます。全く先ほど部長がおっしゃったように、そのとおりだと思います。しかし、基本的には市民一人一人のモラルの問題でございます。そこでモラルを正す方法として、四つのやり方があると思います。私は私なりの見解で、皆さんにお諮りしたいと思います。まず、1点目に市民一人一人のごみに対する自主的精神です。ごみをポイ捨てをしてはいけないという心構えが1点目。そして、2点目に複数の人がごみのポイ捨てに対し、正しく指導助言をする。親、兄弟、姉妹、友人、団体等をもって正しく制していく。3点目に、行政側がポイ捨てをしないようにあらゆる設備、ごみ箱等を設置する。そして、それでもポイ捨てをするようであれば、行政側が法的手段をもって規制し、違反した者に対しては罰則等を科していく。この四つの点が実行されれば、あのシンガポールのようなきれいな町並みになると私は確信します。先ほど部長がおっしゃっていたように、ごみ箱を設置したら、そこにほかのごみを捨てるからだめだというようなお考えであるならば、決してよくならないと思います。そこに宜野湾市内にどんなごみであろうがごみ箱に入っていれば、それは回収委託業者もいるのです、それにさせるのが当然だと私は思っております。そういうことで、以上述べましたけれども、どうぞ9月までにはポイ捨て禁止条例が制定されるということでございます。このことについては模合仲間とかの提言を受けまして、ああそうですねというふうに、ぜひ取り上げてくれという市民の区域の方々の要望もありました。これで帰ってから、こういうふうに部長の答弁がありましたよというふうに説明ができるものと思っております。どうぞ宜野湾市がきれいな町になるよう、そしてごみ一つない、散らかってない宜野湾市にしていってもらいたいと思います。ともに皆さん、一緒に頑張っていきたいと思います。 次に進めたいと思います。次に、緑化推進事業についてお伺いしたいと思います。街路樹の枝切りについてでございます。その枝切り、伐採の場合に委託だと思いますけれども、この委託は造園業者であるのか土木業者であるのか、どちらでしょうか。御答弁願いたいと思います。 ○議長(天久嘉栄君) 都市開発部長。 ◎都市開発部長(仲村春英君) お答えいたします。樹木の管理委託については、造園業者を指定しております。 ○議長(天久嘉栄君) 休憩いたします。(休憩時刻 午後3時54分) ○議長(天久嘉栄君) 再開いたします。(再開時刻 午後3時54分) 会議時間の延長についてお諮りします。本日の会議時間は、議事の都合により、この際あらかじめこれを延長したいと思います。これに御異議ありませんか。          (「異議なし」という者あり) ○議長(天久嘉栄君) 御異議ありませんので、さよう決定いたしました。 宇江城昌健君。 ◆12番(宇江城昌健君) 今部長の御答弁の中で、造園業者だとおっしゃっております。この伐採する理由です。理由があると思います。その伐採するにはどういう理由があるか。御存じでしたらお願いします。 ○議長(天久嘉栄君) 都市開発部長。 ◎都市開発部長(仲村春英君) お答えいたします。伐採でなくて、剪定だということで受けとめております。当然剪定する場合には、将来の樹形等を考えて剪定を行います。現在ある軽く切るのではなくて、将来的にどのような樹形に持っていくかということを話し合って剪定を行っております。 ○議長(天久嘉栄君) 宇江城昌健君。 ◆12番(宇江城昌健君) ここに写真がございます。この枝切りは伐採とは言わなくて剪定という部長の答弁でございますけれども、これは剪定する場合、街路樹は盆栽とは僕は違うと思います。部長は木を整えて、持っていくというふうな考えでございますけれども、街路樹というのは、このやり方は木に登って切るのも見たのですけれども、手の届く範囲から切っているのです。歩道側に伸びている枝までも切っている。歩道を伸ばして陰を与えていくのが街路樹のあれだと思います。それでシンガポールの、またシンガポールを持ち出しますけれども、シンガポールの街路樹、公園の木、樹木、すべて車道の上に伸びて、バスの天井のすれすれまで伸びている。絶対切らないということをガイドさんがおっしゃっていました。街路樹1本が酸素を供給する量は、人間の十数名分の酸素を1本の木が供給するのだということを申しておりました。まさにそのとおりだ思います。ただ、環境美化をするか、木を整えるかという考えの発想は、シンガポールに言わせると全くナンセンスということなのです。枝が生えて、両方の枝が道にアーチをつくる状態に持ってくるのが、沖縄市のクスノキのような格好に持てれば理想的ではないかなと私は思っております。そこで、この樹木、ただ陰を与えるだけ、景観をするだけではないと思います。 これも3月議会に樹木がどのように人間に対し与える影響があるかと私は述べましたけれども、いま一度述べてみたいと思います。よく聞いてください。樹木の緑が目に優しい、目がすっきりと生き返る。浄化された空気は新鮮である。樹木は目に耳に鼻に、そして肌に優しく、脳をリラックスさせる。森林浴は精神的効用があり、体へのプラス作用がある。樹木が発散する生物活性物、フィトンチッドは細胞を活性化する。人間細胞を活性化する。木のにおいの成分、テルペンは人間の疲労回復によい効果がある。マツの木やスギの木はジフテリヤ菌を殺す。モミの木は百日咳、ビールス菌を退治するとされています。松やにのにおいの成分には、動脈硬化を予防する。樹木の葉から発散する物質はぜんそくの発作を防ぐ。こういうふうに。ただ、私は街路樹についてはまだいずれありますけれども、樹木、こういうふうな人間に与える影響がすばらしいものがあるのです。光合成作用というのは葉っぱからしかできないですよ。枝が伸びておれば伸びているほど葉が多く出る。そして光合成作用をし、炭酸ガスを吸って酸素を供給する。そこら辺の役目も大きいと思います。そういう点から、ぜひ剪定する場合には気をつけて正しく指導してもらいたいと思います。 そこで部長、中原野嵩1号で、今40本余りがこういうふうに剪定されています。下のほうに44本ぐらいがまだ残っているのです。その樹木もこういうふうなやり方をなさるのかどうか、御答弁ください。 ○議長(天久嘉栄君) 都市開発部長。 ◎都市開発部長(仲村春英君) お答えいたします。先ほど写真を見せていただきましたが、その写真は3-4-32号の野嵩線の高木であります。この樹木につきましては、去年の台風で大きな被害を受け、地域住民からも剪定の要請があり、将来の樹形を考えてそういう形で剪定したわけです。 それから、先ほどシンガポールの事例で質問がありましたが、やはりシンガポールと沖縄というのは気候条件も違います。向こうは台風がないわけですから、大きく上にも伸びるし、横にも広がる。そうすると下を通る車両にもそんなに影響はない。ただ、沖縄の場合に台風とかの場合に枝が折れたりなどして、やはり2次災害というのですか、倒れて、それがまた歩行者に邪魔になるとか、それから車両交通の邪魔になるということもあって、ああいう形で剪定をしたということで御理解願いたいと思います。 それから、残りの40本余りの樹木についても、全く同じような剪定をするかということですが、これはその辺の状況を見ながら、人家とどのように接しているのか、それによってもまた剪定の仕方が変わりますし、基本的には将来の樹形を考えて、また業者とも相談しながら剪定をしていきたいというふうに考えております。 ○議長(天久嘉栄君) 宇江城昌健君。 ◆12番(宇江城昌健君) 部長のおっしゃるとおり、シンガポールとは気候的に大変異なっております。向こうは台風もなくて、スコールがたくさんありまして、木がよく伸びていきます。そのことについてはよく理解しておるつもりでございます。今さき下の方の44本の件については検討したいということでございましたけれども、向こうは民家がないですよ。山、右も山、左も山でございますので、台風の被害も少なくなると思います。そこで各剪定された地域の方にお伺いしましたら、街路樹があるほう、見える側に伸びたほうがいいという方もおるし、またその葉っぱが落ちて掃除をするのに大変だという方もおりました。その大変だという方に対して、木というのはこういうふうに効果がありますよというふうに説明したら納得しまして、これは葉っぱぐらいは問題ではないという返事もございまして、いかに皆さんの庭に木がたくさんある。その木があるところは酸素がたくさんあります。濃い酸素を吸うので感覚もいいというふうなことも申し上げたら、では葉っぱは集めて堆肥にするのだということもおっしゃっておりました。ぜひそういうふうに、なるべく枝が伸びるような、そして台風どきに折れないような程度に剪定してもらいたいと思います。 次に進みたいと思います。次の街並景観賞制度について、お伺いしたいと思います。生ごみ肥料による23自治会を対象に、毎年花のコンクールがあります。今後ともそのコンクールは継続するのでしょうか。御答弁願いたいと思います。 ○議長(天久嘉栄君) 休憩いたします。(休憩時刻 午後4時06分) ○議長(天久嘉栄君) 再開いたします。(再開時刻 午後4時06分) 市民経済部長。 ◎市民経済部長(石川幸栄君) お答えを申し上げたいと思います。たしか私ども市民経済部が行っている生ごみを利用した花のコンクールだと思いますけれども、これについては私どもが行っているのは自治会を主体にした花のコンクールを行っているわけです。しかしながら、生ごみを利用した花のコンクールということになってくれば、私どもこの花のコンクールそのものは若干見直す必要もあるのではないかということを考えているわけです。そういうことで、現在自治会を主体にした生ごみコンクールが果たしていいのかどうかも含めて、現在検討しているところでございます。 ○議長(天久嘉栄君) 宇江城昌健君。 ◆12番(宇江城昌健君) 続けていくかどうか、検討したいということであります。そこで、緑豊かな街並み景観を広げる意味から、市内の住宅、学校、婦人会、子供会、通り会、または諸団体などを対象に、そういう賞を設けてコンクールをするあれはないのかどうか。これは恩河議員からも前回の議会でそういうことがありましたけれども、その後どういう検討をしているかどうか。 ○議長(天久嘉栄君) 都市開発部長。 ◎都市開発部長(仲村春英君) お答えいたします。街並景観賞制度についてということだと思います。この件につきましては、緑の基本計画を策定する中で街並景観賞の制度も含めて14年度検討していきたいというふうに考えております。 ○議長(天久嘉栄君) 宇江城昌健君。 ◆12番(宇江城昌健君) ぜひそういう賞などコンクールをやれば、市民の方々も一生懸命地域の美化運動にも、そして家庭内の庭園、低木などに対しましても手入れをし、そして競い合って初めて宜野湾市全体がすばらしい緑のまちになるのではないかと思っています。どうぞよろしくお願いしたいと思います。 次に、進めたいと思います。次に、公園の遊具の安全対策についてお伺いしたいと思います。平成13年12月5日付の夕刊に、公園の箱型ブランコでけがをしたということがございました。この公園の箱型ブランコについてですけれども、回ってみますとほとんど取り外されておりました。せっかくブランコの骨格はあるのですけれども、これを利用して、安全な方法で遊具の設備ができないかどうか、御答弁願いたいと思います。
    ○議長(天久嘉栄君) 都市開発部長。 ◎都市開発部長(仲村春英君) お答えいたします。公園の遊具についてですが、確かに箱型ブランコというのは去年来危険事故が多いということで、これは全面的に撤去しております。撤去した後はやはり予算に応じて、新城に住んでいる方ですが私財の提供がありまして、その一部は補充というのですか、やっております。今後につきましては、予算の中で可能な限り補修して使っていきたいというふうに考えております。 ○議長(天久嘉栄君) 宇江城昌健君。 ◆12番(宇江城昌健君) それから、上原公園の遊具の上にネットがかぶされております。このネットの上に、夏休みの場合に子供たちが上に乗って昼寝するのです。ネットの上にね。その一部が切れているのです。そこは危険でありますので、補修できないか。 それと嘉数公園、先ほど玉那覇議員もおっしゃっておりましたけれども、屋根つきのプラスチックのがありますね。あれは7個ぐらいですか。その首根っこが腐食しているのです。上から押さえの鉄筋が入っていますけれども、その一部が壊れているし、台風どきに吹き飛ばされないかなという心配なのですけれども、そこら辺調査したことがあるかどうか。御答弁お願いします。 ○議長(天久嘉栄君) 都市開発部長。 ◎都市開発部長(仲村春英君) お答えいたします。上原公園の遊具の上のネットについては、まだ確認はしておりませんが、担当者に確認させ、修理が必要であれば早急に対応したいと思います。 それから、嘉数高台公園のセンターにつきましては、以前に調査もしておりまして確認しております。台風時に飛ばされないかということなのですが、その辺は再度点検して、危険であればその対応を考えていきたいというふうに考えております。 ○議長(天久嘉栄君) 宇江城昌健君。 ◆12番(宇江城昌健君) ぜひ公園等を回って、安全対策を十分に講じてもらいたいと思います。 次に進みます。老人福祉センター裏側排水溝の全面改修についてということでございますけれども、これは前の議会にもやりましたけれども、何回かやりましたけれども、地域住民にとっては大変深刻な問題でございまして、夏場になりますとずっと上流からの汚水が流れてきて、そこに停留して、そして悪臭を発生する。そして、蚊が発生するということで、ぜひ全面的改修ができないかということでございまして、そこで約49名の方々の署名ももらってきております。これは切実たる要望でございますので、後でお渡ししたいと思います。どうでしょうか。今は予算がないという前回の御答弁でございましたけれども、年次的に計画を入れて、その場所を全面的に改修できないかどうか、御答弁願いたいと思います。 ○議長(天久嘉栄君) 土木建築部長。 ◎土木建築部長我如古善一君) お答え申し上げます。御指摘の場所につきましては、宇江城議員が平成13年度でも取り上げていただきました。私どもも現場の状況、あるいは地元の御要望というのは十分承知をしております。現在前回御指摘のありました危険であるという御指摘も踏まえて、安全対策は十分とってございます。 それから、全面改修の計画の主な御質問でございますが、雨水整備計画として今後全面改修に向けての検討も進めてまいりたいと思っております。現在排水処理能力は十分果たしてはおると思いますけれども、ここをカルバートボックス等で改修することによって地域の皆さんがその上部を十分活用できる手法もあるだろうということで、総合的な面から今後検討してまいりたいというふうに思っております。 ○議長(天久嘉栄君) 宇江城昌健君。 ◆12番(宇江城昌健君) 部長、ありがとうございます。将来的に検討したいということでございます。また、下流はカルバート方式でやってまいりました。ああいう方式で全面改修してもらえば、地域住民も大変喜ぶものと思います。どうぞ市長もおっしゃっておりました。地域環境整備をするのだという、住民が快適な生活をするためにはそういう整備もしたいということもありましたけれども、どうぞ環境整備を将来的にやってもらいたいと思います。ありがとうございます。 次に、11号です。時間もちょっとないようでございますけれども、地権者との合意形成ということでありましたけれども、去る3月2日に宜野湾11号の件で地権者と中原公民館で説明会がございまして、大変丁寧な説明でございましたけれども、いまいち地権者は納得しない面もございまして、土地がどのくらいの値段であるのか。そして、11号との片道歩道についてとか、その11号との道につながることはどうなっているのか。植栽についてはどうなっているのかという大変疑問な点もございまして、そこら辺十分に説明して、合意形成をするときに承諾を得る時点で説明してもらえば、納得するのではないかなと思っています。先ほどミスター11号さんがおっしゃっておりました。12年もかかって取り組んで、食いついたら放さないという意気込みでやってまいりまして、大変感動を受けております。そういうことで、ぜひ合意形成をして立派な11号にしてもらいたいと思います。 以上です。終わります。 ○議長(天久嘉栄君) 以上12番 宇江城昌健君の質問を終わります。 暫時休憩いたします。(休憩時刻 午後4時18分) ○議長(天久嘉栄君) 再開いたします。(再開時刻 午後4時38分) 休憩前に引き続き一般質問を行います。18番 仲村春松君の1から4までの質問を許します。仲村春松君。 ◆18番(仲村春松君) ただいま議長より許可がありましたので、通告してあります件について質問いたします。1番目、市道宜野湾11号の早期完成について、その件に関しての質問はミスター11号、玉那覇議員が26回、宇江城議員が3回、私は今回で6回目、合計すると35回になります。その間、1メートルも完成してないのが残念でたまりません。それでは質問いたします。 平成12年度予算で3,558万円、設計、測量、調査費と計上いたしております。調査業務は平成13年3月の完了であるはずでありますが、地権者への説明は宜野湾区で平成14年2月22日、中原区で平成14年3月2日にありました。その中で、地権者への説明が3月まで遅れた件についてお伺いいたします。あとは自席にて行います。よろしくお願いします。 ○議長(天久嘉栄君) 土木建築部長。 ◎土木建築部長我如古善一君) お答え申し上げます。地元説明会最終は、3月2日の御指摘のとおりであります。これまで説明会が遅れた理由ということでございますけれども、御承知のように平成2年に事業中断をいたしまして、これまで関係の那覇防衛施設局との返還方法、事業の手法のあり方、あるいは事業再開に当たっての4項目の事案処理等々で、これまでいわゆる平成13年度の事業実施設計までの間、こういう事務処理が種々あったために、実施設計までの期間を要したということで御理解願いたいと思っています。 ○議長(天久嘉栄君) 仲村春松君。 ◆18番(仲村春松君) 私が聞いていますのは、平成12年度に予算を計上して、3月で業務は完了しております。平成13年度ですね。そして、成果品は恐らくできているのに対して、説明がどうして3月まで延びたのか。もっと以前に、そういったことを説明できなかったのか。本員が皆様方のこの地権者への説明会、3月2日に中原区公民館でありました。その中で、当局の説明では3月いっぱいで地権者の同意を得たいのだと、そこで地権者はどういう反応を示したかと申しますと、こんなに急に地権者の同意を得ることができるかという反応がありました。そして、さらには地権者からの質問に対して、ここは土地鑑定でお幾らぐらいの値段ですかに対しても、これは今要するに明示することはできないということであります。どうしてこんなに、こういう補助も受けながら進めている事業に対して遅れているのか、再度御答弁をお願いします。 ○議長(天久嘉栄君) 土木建築部長。 ◎土木建築部長我如古善一君) 3月2日の説明会で、議員が御指摘のありますいわゆる買い取り単価等について御質疑があったことは事実であります。私ども地権者のほうへの説明というのは、まず11号に関する返還手続がまず最初の前提条件でありますと。ということは、11号以外にも11号線から民間側、東側部分については道路用地でなくても返還対象に入りますよということで、まずその返還手続をとらないと11号の事業というのは立ち上がっていかないということで、地権者の合意形成が必要でありますということで、その合意形成は先ほど玉那覇議員にもお答え申し上げましたように、いわゆる15年度の事業の概算要求にあわせてこの問題点の処理をしていかないと、いわゆる概算要求との並行して作業を進める必要があるために、地権者のほうには協力要請も申し上げました。そういうことで3月いっぱい全力を投じて全職員で対応させていただきますので、御協力をお願いしますということを申し上げております。 それから、説明の中で御指摘の単価の表示をしていただきたいという御要望が確かにありました。しかし、これは買い取りをするということはいわゆる事業を再開をし、予算を成立をさせて、そして評価をして初めて単価は提示できる事案であって、ウヌアタイシェー コーイビィーサというような表現で地権者に説明できる事案ではないということで、原則として適正価格をもって買い取りをさせていただきますという御説明をしてあります。 ○議長(天久嘉栄君) 仲村春松君。 ◆18番(仲村春松君) 現在までの地権者の同意を得られた内容について御説明ください。 ○議長(天久嘉栄君) 土木建築部長。 ◎土木建築部長我如古善一君) 御説明申し上げます。先ほども申し上げましたけれども、返還面積が全体面積でおよそ4万4,670平米です。これはこの4万4,670平米の方の102名の地権者がおられますので、現在時点で15名の方の同意を考えております。そして、そのうちの11号に関する用地面積予定が2万5,908平米でありますので、若干同意書の人数がおくれておりますが、現在土日も含めて職員が鋭意努力しておりますので、御理解願いたいと思います。 ○議長(天久嘉栄君) 仲村春松君。 ◆18番(仲村春松君) 目標3月いっぱいについて、現状は102名の地権者に対して15名という今答弁であります。だから、その辺を本員は指摘しているのであります。この件に関して、市長の施政方針で随時記載されています。平成12年度実施設計を行います。平成13年度、平成14年度の事業再開に向けて国への要請、地権者への説明会を実施し、合意形成を図ってまいります。平成14年度事業再開に向けて国への要請及び地権者への説明会を実施し、合意形成に努めてまいります。施政方針を見ても、だんだんと誠意と申しましょうか、仕事に対する、これを完成させるのだというのが見受けられないわけです。この件は平成13年度より図面はでき上がって、平成3年度の時点でも図面はでき上がっていました。10年近くもストップをしています。本員は、そのことがさらに図面はできて、何年間もストップするのではないかと危惧して、こうして質問をしているわけです。市当局は地権者への説明の段階で、市当局は5月10日までに同意書を得て防衛庁に概算要求しなければ、平成15年度の事業開始は厳しいということで地権者に求めています。あまりにも地権者に時間を与えない、一方的な自分たちの解釈だけで本当に地権者から誠意を持って、この事業を早期に工事を着工する心構えはどこに感じればよろしいでしょうか。再度御答弁をお願いします。 ○議長(天久嘉栄君) 土木建築部長。 ◎土木建築部長我如古善一君) お答え申し上げます。どうも悲観的な見解で大変情けなく思っております。私どもは誠意を持って地権者の方にも御説明申し上げておりますし、協力もお願いしております。事業停滞させるために説明会を持っているわけではないです。一日も早く立ち上げたいという希望を持ってやっておりますので、この辺は議員も地元議員でありますので、御協力をお願いしたいと思います。 ○議長(天久嘉栄君) 仲村春松君。 ◆18番(仲村春松君) 本員は、大いに協力する気持ちはあります。しかしながら、市当局は地権者の一覧表を資料としていただきたいという場合に出せない。どうやって地権者の一覧表ももらえない議員が協力できるのですか。本当にこの工事をやるのであれば、議員とともにこういった同意を得られていない地権者を、同じように出向いて待ってくださいとか、そういった協力を求めるのが同じように進む歩み方ではないですか。では、今状況で15名の方しか同意書は得られてません。部長は責任を持って、15年よりこの工事が用地取得事業に本当にスタートできるという確信があるわけですね。そして、それに対して責任を持てるわけですね。御答弁ください。 ○議長(天久嘉栄君) 土木建築部長。 ◎土木建築部長我如古善一君) お答え申し上げます。15年を一つの立ち上げ目標として私どもは対議会にも御説明申し上げましたし、地権者の方にも要請を申し上げてまいりました。私は議員がおっしゃるように地権者も決してマイナスの方向では、その考え方は持ってないと思います。私はそういうふうに説明会では理解をし、職員も一生懸命地権者の戸別訪問をしながら、そしてなおかつ細かい事業説明を申し上げながら1軒1軒御訪問している関係で、そういうスローモーションの形での同意でありますけれども、これは単に印鑑くださいということではなくて、図面を広げて地籍図、それから道路計画含めて御説明を淡々と申し上げておりますので、この辺は私どもの事業の方向性というのは十分理解してほしいし、15年立ち上げというのは私どもの最善の目標だということを御理解願いたいと思います。 ○議長(天久嘉栄君) 仲村春松君。 ◆18番(仲村春松君) 設計というのは、委託して設計が上がってくるわけであります。測量地籍図も当然平成13年3月に上がっているはずであります。その間、1年間延びたという理由はどこにありますか。御答弁ください。 ○議長(天久嘉栄君) 土木建築部長。 ◎土木建築部長我如古善一君) どうも私どもの誠意はいささかも認めていただけないようですけれども、私どもは先ほど申し上げましたように設計をし、いわゆる防衛施設局と事業部門、それから施設部門と十分詰めをして地元へ入りますよという確約の上で私ども入っておりますので、それだけ時間を要したということでございます。 ○議長(天久嘉栄君) 仲村春松君。 ◆18番(仲村春松君) 私もさきの一般質問の前に、防衛庁さんへ行ってまいりました。そしたら、私が言う内容で、こんなにもこの道路は地元が要求しているのですかと、こんなにもこうして大切な道路ですかと、役所がこうして一生懸命持ってくれば、突貫工事でもやってあげますという答弁が返ってきましたですよ。ですから、皆さん方は1年かけて設計しながら、さらにこの設計は前回設計ができていることに対しての修正であります。測量に対しても。それは並行して、やはり地権者の同意は先に進めて行うべきではないですか。本当にこんな3月から初めてできるのかと。では、はっきり申し上げまして、図面ができてなかったわけですか。その平成13年の3月に。 ○議長(天久嘉栄君) 土木建築部長。 ◎土木建築部長我如古善一君) 実施設計を終えて、そしてこの実施設計と地籍もしかり、丈量図もしかりでございますけれども、それを踏まえていわゆる補助者であります那覇防衛施設局と実質的な事務打ち合わせというのがなされないといかぬわけです。それは設計内容しかりであるし、なおかつ今後のスケジュールも含めて、そういう調整をしながらいわゆる一つ一つ局部の要望事項に対してクリアしていく。さらには、その地権者の合意形成をとるということは、返還日の設定が必要になってくるわけです。私どもは説明会を持ってスタートを切りますので、那覇局もひとつその体制で臨んでいただきたいという合意のもとに地元説明会が入っていくわけですから、そういう同じことだけ御説明していますけれども、そういう経緯を踏まえて、現在私どもは地元とそういう合意形成に向けて戸別訪問をし、事業説明をしておるということであります。 ○議長(天久嘉栄君) 仲村春松君。 ◆18番(仲村春松君) この地区の該道路は、国道330しか幹線が通ってない地区でありまして、この道路が完成すると市の発展にも大きくプラスになると本員は考えます。市民から負託されているこの事業を、また市長も施政方針でやるのだというものをやはり一生懸命取り組んでいただきたい。そして、本年度、その11号に対する予算は見当たりませんが、これはどういった内容でこういったいろんな合意形成に向けて仕事をなさる予定か、御説明ください。 ○議長(天久嘉栄君) 土木建築部長。 ◎土木建築部長我如古善一君) お答え申し上げます。宜野湾市の予算につきましては、御承知のように事業別予算になっております。今私どもが説明会等で使っているのは、いわゆる一般の土木管理の中で職員の時間外等も含めて一括計上しておりますので、予算としては表現できませんけれども、土木の一般総務費の中で職員の時間外も含めて対応しております。 ○議長(天久嘉栄君) 仲村春松君。 ◆18番(仲村春松君) この道路は、先ほども申したように地区の人からは、これで周辺に家が建てられる、また解放のあと残り部分、道路以外の部分に家が建てられると申して喜んでおります。今回この道路を15年実施に向けて進めていく上で、取りつけ道路の整備はどのようにお考えですか。 ○議長(天久嘉栄君) 土木建築部長。 ◎土木建築部長我如古善一君) お答え申し上げます。仲村議員は図面も見ておられると思いますが、必要な箇所の取りつけは全部いたします。 ○議長(天久嘉栄君) 仲村春松君。 ◆18番(仲村春松君) 必要な箇所と申していますが、ぜひ地域と密接な打ち合わせをして、地域に悔いを残さないよう取りつけに対してもよろしくお願いしたいと思います。また、あまり本員が強く言って、この事業のマイナスになっても困るから、次の質問に移ります。 2番、基地の跡利用計画について、1、普天間基地について。現在の跡利用計画は、どのような状況になっているのかをお伺いいたします。 ○議長(天久嘉栄君) 基地政策部長。 ◎基地政策部長比嘉忠信君) お答え申し上げます。現在の跡利用計画ということでございますけれども、跡地対策準備協議会のこれまでの6回にわたる協議の結果、何度も御説明したと私記憶しているのですけれども、これから3~4年後を目途に跡利用計画の基礎である跡地利用の基本方針を国、県、市が連携しながら策定していくというのが当面の作業目標として示されております。従いまして、それの後に基本的な基本方針を決めた後に具体的な跡利用基本計画というふうな、作業の流れとしてはそういうことになろうかと思います。 ○議長(天久嘉栄君) 仲村春松君。 ◆18番(仲村春松君) 私が地権者から聞くところによりますと、地権者の意見の多くは跡地は地権者のみならず市民の考え、近隣市町村の意見、また若者の考えをお聞きして、市がリーダーシップをとって、跡地利用の核となるものを示してくださいということで何度もありました。市としては、こういった、ただ漠然として地権者の意向を聞くのではなくして、市はこういう施設を持ってきたいのだとか、こういった利用方法をしたいとか、またこういうこともできるというまずは地権者に提示して、それから一歩一歩現実へと向かうと思われますが、そのことについて御見解をお伺いします。 ○議長(天久嘉栄君) 基地政策部長。 ◎基地政策部長比嘉忠信君) お答え申し上げます。各地権者お一人ずついろんな方々から、あの地域はどういうふうな使い方をすべきだというふうな具体的な御提案も議会の中においてもございましたけれども、今の時点では要するに3~4年後を目途として跡地利用の基本的な方針を決める。それに向けて関連した調査といたしまして、まず1点は広域的な観点から、広域的な視点から検討するという意味で、また県におきましては中南部都市圏における本市の役割、その中では普天間跡地の将来方向というのを検討しているところでございますし、また本市におきましては市全域を対象とした都市マスタープランの中であの地域をどう生かすかというふうな観点から、基本的なあり方としてはその辺の検討をいたしながら、当然絵がこういうふうな形になると、ある程度絵を示して、皆さんに地権者初め市民の方々にお示しできるときが来ると思いますので、そのときには当然いろんな方々の御意見をちょうだいしながら市のほうでお示ししてと、作業としてはそういうふうな流れで実施していくことになろうかなと思っておりますが。 ○議長(天久嘉栄君) 仲村春松君。 ◆18番(仲村春松君) 今県、市の都市計画マスタープランが作成中であるはずですが、その中に跡地の計画は組み込まれているのですか。御答弁ください。 ○議長(天久嘉栄君) 基地政策部長。 ◎基地政策部長比嘉忠信君) お答えいたします。県におきましては、中南部都市圏の将来動向調査というのは今年度、平成13年度やっておりまして、また平成14年度は中南部都市圏の将来の基本構想といいますか、まずそういう作業をやるというふうに承っております。 その中でも先ほど申し上げましたとおり中南部都市圏における本市の役割、将来方向、それでその中における普天間跡地の将来方向というのが非常に広域的な視点から検討されますし、あと都市マスタープラン、本市の都市マスタープランの中でもまた市の全体の中における普天間跡地の役割、これが本市の将来の振興にどういう役割を期待されるかというようなことなどが示されることと思いますので、当然のことながら普天間跡地を想定した関連する事業としてやっているというふうに御理解いただきたいと思います。 ○議長(天久嘉栄君) 仲村春松君。 ◆18番(仲村春松君) 本市では、市報で普天間飛行場跡地をどういった施設を誘致したらいいのか、どういった内容にしたらいいか。若者からいろいろとデータを取り寄せています。本員が見る限りは、テーマパークが多いかと思います。こういったデータをある程度まとめたことがあるのですか、御説明ください。 ○議長(天久嘉栄君) 基地政策部長。 ◎基地政策部長比嘉忠信君) お答えいたします。ただいま議員から御指摘いただきましたここのコーナーは、「若者の一言駅伝、どう利用する普天間飛行場跡地」というふうなコーナーだと思いますけれども、このコーナーは平成5年の4月号から広報の中で登載しておりまして、最初の時点では宜野湾市の将来像を展望して、街づくりについて若い人たちが夢を語る場として設定されておりましたけれども、御案内のとおり平成8年12月のSACOの最終報告におきまして、普天間飛行場の全面返還が合意されましたので、それを踏まえまして、よく言われる平成9年の4月とかいわゆる平成9年度版からこのコーナーを「どうする普天間飛行場跡地」というふうな設問をおきまして、若い人たちの将来像といいますか、それを紹介する場として現在掲載をしているところでございますが、これまで平成9年4月以降、約60名の若い人たちの声がこのコーナーに掲載されておりますけれども、調べましたところ、その中で一番多かったのが観光娯楽施設というのがございまして、これが31件です。次に、公園施設等にしてほしいというのが24件ございました。あと教育文化、あとスポーツ施設、これが18件、あと福祉施設が15件というふうなことになってございます。 ○議長(天久嘉栄君) 仲村春松君。 ◆18番(仲村春松君) 私はやはり今の宜野湾市の跡地利用計画の立場は、アイデアを募集して、いろんなアイデアを募集して、それを地権者と相談をしながら、また市当局の主体性も見せながら、ある程度絞り込む時期だと思われます。ですから、いろんなこういった跡地利用計画の予算の中で公募をして、街づくりにいかにアイデアを募集するかというのが大事でありますから、そういったお考えはないのか、御説明ください。 ○議長(天久嘉栄君) 基地政策部長。 ◎基地政策部長比嘉忠信君) お答えいたします。先ほどもちょっと申し上げましたとおり3~4年後を目途に跡利用の基本的なポイントの部分、これを策定するということが国、県、市の確認事項というふうになっておりまして、平成13年度からこれに向けた関連するもろもろの調査を入れているところでございまして、その一連の作業の段階でいろんな方々、具体的な御提言等もございますので、そういうことも一応検討の中に入れながら、具体的な跡利用はこうするべきであるというふうなものが、作業の段階では当然出てくると思います。 ○議長(天久嘉栄君) 仲村春松君。 ◆18番(仲村春松君) ぜひその辺のところも検討していただきたいと思います。 2番、瑞慶覧基地について。瑞慶覧基地の跡利用計画については、返還が平成19年度に決まっておる跡地利用計画であります。基地政策室の資料によりますと、瑞慶覧基地は全体で55ヘクタール、そのうち斜面緑地26ヘクタール、住宅地の平たん地が29ヘクタールとなっておりますが、その中で斜面緑地の取り扱いについては国とはどのような内容になっていますか。お伺いいたします。 ○議長(天久嘉栄君) 基地政策部長。 ◎基地政策部長比嘉忠信君) お答えいたします。キャンプ瑞慶覧の55ヘクタールにつきましては、議員多分御案内かと思いますけれども、斜面緑地の取り扱いというのが一番の大きな課題でございまして、当初SACOで合意された際にもいろんな跡利用が難しいということで、返還に反対であるというふうな対応をしてまいったことがございます。それを受けまして、平成11年度に返還を受け入れるというのが地主会と市のほうで言われておりますので、具体的な跡利用に向けた取り組みはそれからというふうな一連の経過を申し上げた上で、この平成11年度に市長が海軍病院の受け入れを表明した際にも、このキャンプ瑞慶覧の返還に関連した振興策につきましては、9項目のうちの一つの大きな項目として、冒頭でまず国に対して要望してございます。そういう経過もございまして、跡利用が難しい47%をどうするか。従って、これの開発の方向性が見えませんと、全体の跡利用計画をどう立てるかというのが非常に実行が伴わないおそれがあるということから、平成12年度には開発の可能性調査を入れまして、また平成13年度、本年度、この辺は国の内閣府のその辺の跡利用についての支援制度がございますので、この地域開発等に経験の深い専門家を派遣していただきまして、これまで今後の行動としてはどういう行動計画をとって対応していった方がいいのかということを、いろいろ協議をしてまいったわけでございます。近いうちその結果が本市に示されると思いますので、地主会とも調整しながら、この斜面緑地の開発の可能性といいますか方向性につきまして、国に、防衛施設局に要請していきたいと思います。 ○議長(天久嘉栄君) 仲村春松君。 ◆18番(仲村春松君) 私以外のほかの議員の方々も、いろいろと質問がありました。本市が何をどうするのだということが決まらない限り、国としては支援の方法はないはずでしょう。やはり本市がどう使うのだと、だから国に対して予算をくださいとか補助をくださいとか、これだけ何十年間も迷惑かけて、補助するのは当然ではないかと強く要求するべきだと、ほかの議員も質問しています。さらに、前川議員、玉那覇議員からも提案がありました。議員みずからも、ここはこうしたほうがいいのではないかという考えを持っているわけです。皆様方は、そういった基地政策として、こうしたいのだというのが今ないということですか。もう一度御答弁ください。 ○議長(天久嘉栄君) 基地政策部長。 ◎基地政策部長比嘉忠信君) お答え申し上げます。あの地域も全体の中へ入れて、区画整理をするのか。それとも区画整理からは除いた形でやるのか。その場合に利用負担はどうするか等々いろいろございまして、これまで調査した中では開発はちょっと困難であろうというふうなことを一つの調査で済ませておりますが、ただそのままそうですかというわけにいきませんので、現時点におきましてはいろんな個々具体的な御提案はございますけれども、先ほど申し上げましたように専門家の御助言などもいただきながら、あと地主会とも調整して、平成14年度におきましてはこの斜面緑地の取り扱いについてどういう使い方がいいのかということも地主会とも調整しながら、国に対しては要請をしていきたいというふうに考えております。 ○議長(天久嘉栄君) 仲村春松君。 ◆18番(仲村春松君) 部長は専門家へ要請をしながらとおっしゃってますが、私は専門家は市民であり、県民であり、事業をして、そしてどうやって事業を成功させて経済を潤して、会社を成功させて、また社会に貢献できるということを目標にやっている人たちと思いますよ。ですから、先ほどの普天間基地で提言したように、公募をして今はアイデアの段階ですから、普天間基地、特に瑞慶覧基地は早急に、19年に返還が決まっているわけでありますから早急に公募をかけて、この公募の中から地権者、市が選定して、そして国と調整をしながら、この施設だったら国が支援するのであれば、さらにはこの施設だったら、この普天間の地域で十分事業が成功するという内容であれば、国も動くと思いますよ。ですから、ほかの議員の皆様方も、こうしてこの件に質問をしているのだと本員は考えます。今後こういったアイデア、こういった提言はどのように市としては受けとめるお考えですか。御説明ください。 ○議長(天久嘉栄君) 基地政策部長。 ◎基地政策部長比嘉忠信君) お答えいたします。特に斜面緑地部分の開発の可能性、方向性をいかように見出していくか。大きな財政的負担がございますので、その前に確かに議員御指摘のように地元としてこういう使い方をすべきだと、やりたいと、そのことに対して国に支援を求めていくということであろうかと思います。ただいま公募というふうな御提言がございましたので、そういう御提言も承っておきまして、地主会とも調整して、その区域がどういうふうな使い方をした方がいいのか。あと、その前に事前にいろんな調整の場で防衛施設局とも御相談しながら、平成14年度に具体的な跡利用について市としてちゃんと考えをまとめて、要請を繰り返していきたい。このように考えております。 ○議長(天久嘉栄君) 仲村春松君。 ◆18番(仲村春松君) やはりすべての人々のアイデアを、大学であり、市民であり、そして他市町村の人であり、また県外であり、この跡地をこうすれば成功するのだというものを宜野湾市は募って、それをまた現実に合うのか、また地権者の同意が得られるのか。それを実現に持っていけるかどうか検討するのが、今の段階だと本員は思います。ですから、ぜひここはこういった今1本ではなくても2~3本あってもよろしいかと思います。その中からやはり具体的に絞っていけば、このまちが将来的に悔いを残さないまちに近づけるのではないかと思います。ですから、公募という考えもありますから、そういった一例もぜひ検討して、早目にここをどう使うんだということをある程度絞り込んで国と折衝して、またほかの議員の方々がおっしゃるように予算を国からとって、ぜひ成功に向かって進んでいただきたいと思います。 次の質問に移ります。3番、老人福祉センター周辺道路の整備について。当施設は、今2階に、はごろも教育センターとして増築中でありますが、教育センターが完成いたしますと、車の出入り、人の出入りが増加いたすと思われます。そこでお伺いいたします。周辺の道路整備はどのようにお考えなのか、お伺いいたします。 ○議長(天久嘉栄君) 休憩いたします。(休憩時刻 午後5時25分) ○議長(天久嘉栄君) 再開いたします。(再開時刻 午後5時25分) 土木建築部長。 ◎土木建築部長我如古善一君) 御指摘の老人福祉センターの事業に関連した道路整備計画としては、今持ち合わせをしておりません。 ○議長(天久嘉栄君) 仲村春松君。 ◆18番(仲村春松君) 前向きな答弁をよろしくお願いします。さきの我如古議員からも提言がありました交差点が出入りが難しいのだと、そして停止線をバックして、交差点の改良を行ったらどうかということもあります。本員はさらに中原7号から今閉じている裏門をあけまして、出入りさせる方法を検討する必要があるかと思います。そこでお聞きします。現在裏の門扉はどうして閉めているのか、お尋ねします。 ○議長(天久嘉栄君) 福祉部長。 ◎福祉部長(外間伸儀君) 正式には正門、老人福祉センターの名札がかかっておりますので。これにつきましては、当該施設が中原31号から来て中原8号に抜けた場合については、老人福祉センターの施設内を通過道路として使うということになりますと、老人福祉センターを使用する方々、あるいは赤道児童センターを使う方々、あるいはそこで乗りおりする方々の交通安全上問題があるというようなことで、現在のところは当該門は閉めておりました。 ○議長(天久嘉栄君) 仲村春松君。 ◆18番(仲村春松君) 本員は、今後ここがはごろも教育センターのオープンに伴い、交通量がふえると思われます。ですから、やはりここの正門のゲートをあけて、中原7号に周辺の隅切りをして、取りつける方法を検討したらいかがなものかと考えますが、その件に対して説明ください。 ○議長(天久嘉栄君) 福祉部長。 ◎福祉部長(外間伸儀君) お答えいたします。老人福祉センターを管理する我々のほうとしては、極力通過交通路にはしたくない。従って、国道からの出入り、あるいは中原8号からの出入り、それぞれ通過交通的な使われ方をしないように、利用する方々に注意もしながら施設管理をしてまいりたい。そういうことで通過でなくて、施設センター利用者の出入りに使っていただきたいというようなことで、指導をしていきたいというふうに思います。 ○議長(天久嘉栄君) 仲村春松君。 ◆18番(仲村春松君) 今はそういうお考えですが、将来私が提言していることが検討する必要があればぜひ検討して、そういった方法をとっていただきたいと思います。やはり交差点は本来十字路が好ましいわけであります。十字路になりますと事故も少ないし、交通の便もよくなります。中原7号の宜野湾中学校から出入りをできるようにすれば、国道からの中原8号からのセンターへの出入りは少なくなると思われます。さらに、中原8号からは左折は簡単にできますが、右折は停止線をバックしなければ難しい状況にあります。そういったことも踏まえて、もろもろ検討していただきたいと思います。さらに、本地区の近くに宜野湾中学校があります。赤道児童公園の歩道を利用しながら、ここを通って通学路として使用しています。ぜひ歩道の方も連結できるようにお願いします。中原7号は、宜野湾中学校までは歩道ができています。その歩道をせめてセンターまで延長して連結すれば、地域はいい地域になると思います。ぜひ検討方よろしくお願いして、次の質問に入ります。 4番、市道及び私道の潰地補償について、特に宜野湾市道のまだ買い上げされてない潰地補償については我が民政クラブ会派長、伊波善雄議員から質問がありましたが、その答弁の中で沖縄県市町村会で沖縄開発庁長官に要請してあるとのことでありますが、今後の見通しについてお伺いいたします。 ○議長(天久嘉栄君) 土木建築部長。 ◎土木建築部長我如古善一君) お答え申し上げます。伊波議員に御説明申し上げましたように、いわゆる講和前発効から復帰までの間の潰地補償については、私ども99%の完了でございますけれども、その他のその他道が私どもとしてあと30路線残っております。これらの問題解決はいわゆる市町村会を通して国務大臣にも要請されておりますし、また私どもも各中部市町村の担当者会議の中でも研究会を持っております。その目標、いつの時点かということでございますけれども、全く予想できない状況でありますので、継続、市長にもまた頑張っていただきたいなと思っております。 ○議長(天久嘉栄君) 仲村春松君。 ◆18番(仲村春松君) 伊波議員から指摘がありましたように、戦後すぐに日米両軍に造られ今日まで使用されていたにもかかわらず、市道認定がおくれたために潰地補償を受けてない地権者の方がいらっしゃいます。市道認定されてない道路や道路認定の条件を満たしながら、潰地補償がなされてないために特に下水道事業に支障を来たしているところもあります。一例を申しますと、市道長田8号道路であります。その場所は国道330号との接点から約50メートル、地主の承諾が得られないために工事ができないところで、上流の住宅の人々が下水道がつかないことであります。申請すれば市道認定をしてもらえるような市道にも、地権者の同意が得られずに下水道管が布設できないところがあります。そのような問題を解決する意味からも、この潰地補償の事業再開に向けて取り組んでいただきたいと思います。できるのであれば、市道が潰地補償されるまでの間、宜野湾市のほうで賃貸借契約のもとに借地料を支払い、問題の解決に当たることを検討する余地があると私は考えますが、そのことについて市当局の御見解をお伺いいたします。
    ○議長(天久嘉栄君) 土木建築部長。 ◎土木建築部長我如古善一君) お答え申し上げます。本来市道認定するというのは、権限を取得して初めて認定するのが本当の姿でありますけれども、沖縄県の場合はいわゆる戦後を介して地権者の方々が我が土地の利用を図るために自治会を通して認定をお願いし、整備をし、管理もやっております。その認定するということは、法律上は常に道路法に基づいて道路の位置づけになっております。しかし、土地は取得しておりませんけれども、土地の権利は地権者のほうにありますけれども、私権の行使ができないということだけは十分理解をいただきたいと思います。今御指摘の潰地補償を借地にして、それを対処したらどうかという御指摘でありますけれども、先ほど申し上げましたように財政的余裕もございませんし、先ほど申し上げた私どもの経緯というものを十分理解いただきたいと思っております。 ○議長(天久嘉栄君) 仲村春松君。 ◆18番(仲村春松君) さきの市当局の答弁の中では、30路線6,652メートル、2万6,000平米とお聞きしました。仮に年借地料、坪単価2,000円といたしますと約1,600万円となります。私は予算の中で工面しても使用料として支払うべきではないかと考えますが、再度市当局の御見解をお伺いいたします。 ○議長(天久嘉栄君) 土木建築部長。 ◎土木建築部長我如古善一君) 御指摘の件については謙虚に受けとめますけれども、私ども市道認定するに当たって、いわゆる各自治会長を介して認定に当たっての承諾書をいただいております。この中には、いわゆる権利の取得はできませんよということは十分踏まえております。それは国庫補助事業をもって、その間はいわゆる買収等の処理はいたしませんよということをつけ加えてありますし、それから関係地主の占有権は一切行使しないという形で承諾書も入っておりますし、この辺は地権者の方々も十分理解をしていただいているというふうに私は思っております。 ○議長(天久嘉栄君) 仲村春松君。 ◆18番(仲村春松君) 部長、現実の問題として、地権者が同意しなければ配管工事ができないということは、下水道がつながらないということであります。ぜひ一歩踏み込んだ前向きな検討をよろしくお願いしたいと思います。 質問はこれで終わりますが、仲村都市計画部長、我如古土建部長、石川市民経済部長、その他30名の定年退職者が3月31日付で退職なさると聞いております。その中には定年退職もいらっしゃいますし、また普通の退職もいらっしゃいます。ぜひ健康に留意され、御健勝であることを祈願して、私の一般質問を終わります。 ○議長(天久嘉栄君) 以上で18番 仲村春松君の質問を終わります。 以上をもちまして本日の全日程が終了いたしましたので、本日の会議を閉議いたします。なお、次の本会議は3月28日午前10時から会議を開きます。本日はこれにて散会いたします。御苦労さんでございました。(散会時刻 午後5時41分)...